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日本プリザーブドフラワー協会からの情報をお届けします!
JPFA認定教室BLUMEN STRASSE【ブルーメン・シュッラセ】橋本由美子です。
8月9日から9月20日まで桂由美ブライダルサロン東京本店、ショーウィンドーディスプレイを担当させていただきました。
お花の教室を始めて以来、数々のディスプレイ制作を行ってまいりましたが、今回は世界的にご活躍される桂由美先生のブライダルハウスのディスプレイということで、気が引き締まる思いで取り組ませていただきました。
1か月ほど前からブライダルハウスに足を運び、ご担当のユミカツラ・インターナショナル藤原様と打ち合わせを重ね、ディスプレイのイメージを固めてゆきました。
季節的には、立秋を終えた秋のディスプレイですが、連日30度を超える猛暑日がまだまだ続く8月から9月にかけてのディスプレイということで、秋の気配を感じさせながらも、夏の爽やかさを少し残したイメージになるように、リボンやバラのお色を決めてゆきました。
使用したローズはフロールエバーのアップルグリーンとニューヨークピンク。秋の雰囲気の演出のため、ブラックチェリーも使用しました。
形については、ベースとなるガラスの花瓶自体をディスプレイに変えてゆけるよう、アイビーに1枚1枚ワイヤリング・テーピングを施し、ガーランドを組み、そのガーランドでベースを作り上げるというコンセプトのもと、大量のアイビーをワイヤリングするところから作業は始まり、そのガーランドを1本1本花瓶を作るようにワイヤーでつなげてゆきました。
打ち合わせの中で“フラワーアレンジとしてアレンジを制作するのではなく、ディスプレイとして、ドレスとのバランス、ウィンドウの外から街を通る人々の目線を意識したアレンジ作りが重要“との藤原様のアドバイスが、とても印象に残っています。
私たちフラワーデザイナーは、普段作品単体の美しさに重きをおいてアレンジを制作することが多いため、ディスプレイする場所の高さや人の目線などを考えながら作品を制作する、ということはとても新鮮で、たいへん勉強になりました。
実際に、カツラユミブライダルハウスのショーウィンドー前の道は、なだらかな坂になっているため、あまり高い位置にディスプレイしてしまうと、アレンジが見えづらいということもあり、人の目線の位置を意識した高さで、アレンジを制作し、ドレスとのマッチングも考えて、あまりアレンジ自体に作りこみをせず、すっきりとした印象を大切にしてゆきました。
搬入当日、作業がしやすいように、花瓶状に編みこんだアイビーを開いた状態で持参し、現場でお花をとりつけてゆきます。
アレンジには、ポイントとしてフォンタネル社の発色の良いグリーンのリボンと、網目状のシルバーのリボンをリーフの形にカットして貼り付けたものを使用しました。
4面のウィンドウのドレスの両側にディスプレイをするため、合計8本のアイビーのベースを制作したのですが、すべての材料をワイヤリング・テーピング、そしてガーランドを組んでゆくという作業は、思いのほかたいへんな作業でしたが、スクールのブランチ校をしていただいている卒業生の方々がワイヤリング作業からお手伝い下さったおかげで、無事、ディスプレイを終えられたのだと思います。
8月には、JPFAのディプロマ試験もあり、少々タイトなスケジュールの中でのディスプレイ制作でしたが、ため息のでるほど美しい桂由美先生のウエディングドレスの隣に自分の制作したアレンジをディスプレイさせていただけるという大変貴重な機会が得られましたこと、たいへん嬉しく思っております。
最後になりましたが、花材の手配から搬入までのお手伝いにとどまらず、きめ細やかなお心遣いをしてくださったJPFA今村先生、作業をお手伝い下さった卒業生の皆様方、そして、打ち合わせの段階から様々なアドバイスを下さったユミカツラインターナショナル藤原様にこの場をお借りして感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。
12:05 Posted by 日本プリザーブドフラワー協会
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